Regional SCRUM Gathering Tokyo (RSGT) 2020に参加してきました。(Day 1)

Regional SCRUM Gathering Tokyo (RSGT) 2020に参加してきました。

2020.scrumgatheringtokyo.org

スピーカーのみなさんお疲れさまでした。そして何より今年も楽しく素晴らしいギャザリングの場を提供してくれたボランティアを含めたスタッフの皆さんありがとうございました。あなた達のおかげで今年もまた楽しい3日間を過ごすことができました。

長くなったので分けて書きます。

以下が参加レポートになります。

 

Befor the event

11月にチケットが発売されるのを待って早速購入。と思っていたら出張のバタバタで30分後に確認したら既に売り切れ。ショックでしばしボーゼン。12月の発売日に気を取り直して再チャレンジ。12時前から準備してなんとかゲット。

 

Day1

Welcome Note

グローバルスポンサーKDDI 佐野さんの時間。相変わらずラグビー愛に溢れる話。スクラムを制するものが試合を制する。 スクラム頑張っていこう。

 

Keynote "The Ten Bulls of the Scrum Patterns" by James "Cope" Coplien

十牛図との対比によるスクラム追求の話。迷ったら「Why」を求める。

 

Lanch

危うくぼっち飯になりそうなところをなんとか回避。メニューは、普通のお弁当だけでなくグルテンフリー等、参加者に配慮したメニューがあってスタッフのホスピタリティを感じる品揃え。

 

アジャイルコーチ活用術 by Ryutaro Yoshiba (Ryuzee)

職種柄、なかなか外部からコーチを雇うわけにもいかず、チームの成長を促すには少なくとも最初は誰かがコーチをして助けてあげる必要があると思って聞いたセッション。

冒頭、シャッター音は出さない様にと注意が、小さな規則が守れないチームはきちんとした成果が出せないと。割れ窓理論じゃないけど、小さな規則が守れないとそこから段々なあなあになってしまって気づいたときには手遅れになりかねない。

僕自身もシャッター音は気になるので、Microsoft Pixカメラを使っている。シャッター音を消せるだけでなく、スライドの補正もしてくれるのでオススメ。

www.microsoft.com

 

コーチとチームは、相互コニュニケーションを持って適切にナレッジトランスファーを実現する必要がある。

コーチは、コーチングだけでなくチーチングも合わせて実施する必要があるがそれらのバランスが大切。

チームは、コーチに対して「期待値を設定する」事が重要。コーチに依頼するだけで魔法の様に自分達が欲しいことを教えてくれる訳ではない。優先順位を付けて明確にコーチングして欲しいことを伝える。コーチングの期間はケチってはだめ、3ヶ月は必要。すると変化が見えてくる。とはいえ、フルタイムでコーチに入ってもらう必要はない。週1〜2回位でOK。

チームは自分達でやるべきことはやる。チームがやるべきことを依頼するのはコーチングの依頼ではない。成果物を作る責任はあくまでもチームにある。コーチはチームが自分達で走れるようになるまでのサポート役。

f:id:yo4-furukawa:20200113175247j:plain

 

 

みなさんのプロダクトバックログアイテムはOutcomeを生み出していますか? by Yoh Nakamura

OutcomeとOutput似たような概念でいまいちわかって無かったので参加した。簡単に言うと。

Outcome : ビジネス成果や人の行動が変わる成果

Output :機能

らしい。普段System of Systemsの一部を作っているとビジネス成果と言われてもいまいちピンとこないが、人の行動が変わる成果と言われるとなんとなく分かった気がする。何れにしても、Scrumチーム全員でPBIをリファインメントする事が重要。

 

f:id:yo4-furukawa:20200113175503j:plain

みなさんのプロダクトバックログアイテムはOutcomeを生み出していますか_グラレコ

 

モブプログラミング × 行動分析学 × 教育 by Takuo Doi

教育の場に行動分析学を持ち込み、生徒が宿題をやって来るようにしているとのこと。行動分析学自体をよく分かっていなかったが、チーム行動の動機付けに使うと面白そう。

f:id:yo4-furukawa:20200113175650j:plain

モブプロ×行動分析学×教育_グラレコ

 

特殊部隊SETチームの日常 −技術と実験を融合した実践アジャイル術− by 伊藤 宏幸、高橋 勲

LINEのSET (Software Engineer in Test)は、自社内にある他チームのサポートや社内ツールの開発・運用だけでなく組織を超えた課題発見と解決や技術戦略の策定・実施まで行っている。

技術の進歩が早い今、開発チームだけで改善やら将来を見据えた技術戦略の策定までをカバーするのは困難なのでこの様な専門チームがあるのは正直羨ましい。羨ましがっていても仕方がないので、立ち上げを企ててみるか。

 

f:id:yo4-furukawa:20200113180034j:plain

特殊部隊SETチームの日常_グラレコその1

f:id:yo4-furukawa:20200113180126j:plain

特殊部隊SETチームの日常_グラレコその2

 

A Scrum Bookの歩き方 by Harada Kiro

書籍「A Scrum Book」をどの様に読み進めたら良いかだけでなく(というか、こっちが少ないw)Copeを交え

、キーノートに対する質問を受け付ける等多彩な内容のセッション。それにしても一人で英語を喋ったり日本語を喋ったりと兎に角多才。それにしても A Scrum Bookは鈍器で英語版なので何かとハードルが高いw

 

Networking Party

例年の如く、Day 1最後を締めるのはネットワーキングパーティー。1年ぶりに合う人、初めての人、ちょくちょく合う人、いろいろな人が居るけどそんな事は関係なく気軽に話せるのがこのコミュニティーの良いところだと思う。また、パックマンルールもコミニュケーションを促進する良いルールだと思う。

 

After Networking Party

ネットワーキングパーティーが終われば1日が終わりではなく、次の店に移動。ここでは、その日気になったことを話してもよし、全然関係のないことを話してもよし。参加者としてはここが本番な気がする。