JaSSTソフトウェアテストシンポジウム - JaSST'22 Tokyoに参加しました

3月10日(木)、11日(金)に開催されたJaSSTソフトウェアテストシンポジウム-JaSST'22 Tokyoに初めて参加しました。

コロナの影響もあり、全セッションオンラインでした。

スピーカーの皆さん、スタッフの皆さんお疲れ様でした。

いつも参加するギャザリングや祭りと異なり「シンポジウム」なだけあって、論文の表彰があったのは非常に新鮮でした。また、ソフトウェアテストシンポジウムなだけあって、QAの担当者が中心でそれも新鮮でした。

 

弊社もそうですが、SCRUM等に従ったソフトウェア開発でQAとして如何に関わって行くかに皆さん苦労されていると感じました。

ここからは個人的な意見ですが、

QA視点で設計に対するフィードバックが欲しい

開発者はテストファーストによりユニットテストレベルでのテスを実施し、必要であればリファクタリングによりテスタビリティを改善します。(する筈です)

QAを含めたテスト担当者は、テストに関する専門知識を活かし効率的且つ効果的なテストを実施し、問題があれば開発者にフィードバックし開発者はプログラムを修正します。

開発者もテスト担当者もそれぞれの視点からテストを実施し、ソフトウェアの品質を上げていいています。

ここまでが僕の知っているソフトウェア開発のコーティング以降の状況です。

個人的にはこの状況は料理ができた後に味見をして問題があれば調味料を足すなどして味を整えているのと同じなのでは?と感じています。最後に味見をしたところで調理方法が正しくなければそこそこの味の料理しかできないのと同じで、設計が正しくなければ(視点が不足していれば)変更しにくい、技術的負債が溜まったままのそこそこ品質のソフトウェアしかできないと思います。

なので、テスト担当者には問題を見つけた場合に、開発者に対し問題を指摘するだけでなく、設計の意図を確認したり、不足している視点をを指摘したりするフィードバックをしてもらえれば次のスプリントやプロジェクトでの品質向上が期待できると思っています。

テスト担当者はテストに関する知識の習得だけでなくソフトウェア設計に関する知識の習得も必要となるので負担が増えるとは思いますが、設計段階からテストを見据えた開発ができるようになれば負担増も軽減されるのではないかと思っています。

QA担当者は、品質を担保する上での最後の砦なので頑張ってもらえたらと思います。